引っ越しを機に、念願だったPCデスクを自作しました。
かっこいいデスク環境をつくりたいとずっと思っていたので、天板には木の質感をしっかり味わえる杉の無垢の一枚板を選んでいます。
自作といっても、やったことは「天板の穴埋め→ヤスリがけ→オイル塗装→脚に載せる」の4ステップだけです。
大がかりな木工は不要で、それでも一枚板ならではの存在感と手触りのよさを十分に楽しめるデスクになりました。
この記事では、天板選びから仕上げまでの手順と、使った道具・材料を紹介します。デスクの天板を自作したい方は参考にしてみてください。
なお、作業スペースや道具の関係で、作業は実家で行いました。
目次
一枚板でデスクを自作するメリット・デメリット
まずは、実際に作ってみて感じたメリット・デメリットをまとめます。
メリット
- 木の質感と存在感:耳(樹皮側のふち)付きの一枚板は、それだけでデスクの主役になる
- 手触りを自分好みにできる:ヤスリがけ次第で、すべすべの肌触りに仕上げられる
- 作業がシンプル:切る・組むといった加工がほぼなく、DIY初心者でも取り組みやすい
- 脚を後から替えられる:実際にのちほど電動昇降デスクの脚に付け替えた
デメリット
- 重い:厚さ4.5cmの一枚板はかなり重く、運ぶのも一苦労
- 杉は柔らかく傷がつきやすい:硬い広葉樹より傷やへこみは付きやすい
- 作業スペースと道具が必要:電動サンダーがあると仕上がりが大きく変わる
デスク天板用の木材選び|杉の無垢一枚板を購入

まずは天板にする木材を購入しました。
天板はデスクの顔なので、一番重要なパーツといっても過言ではありません。
今回は質感と見た目を重視して無垢の一枚板を選びました。厚みがあり、耳付きなので木の表情を存分に楽しめます。
購入したのは、楽天に出店しているマルサク佐藤製材さんです。
楽天のポイントアップも活用できて、少しお得に購入できました。
購入した天板の寸法と価格は以下のとおりです。
- 長さ:165cm
- 幅:49.5〜56.5cm(耳付きのため場所によって異なる)
- 厚さ:4.5cm
- 素材:杉
- 価格:ポイント分を差し引いて実質2万円ちょっと(2021年購入時)
本当は硬い広葉樹にしたかったのですが、価格が高いので、今回は手頃で木目を楽しめる杉にしました。
杉は柔らかく、使っていくうちに傷が増えていくといわれていますが、それも木の味として楽しむつもりです。
天板の素材ごとの違いをざっくりまとめると、以下のようになります。
| 天板の素材 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 杉などの針葉樹の一枚板 | 軽めで手頃、木目がはっきり。柔らかく傷はつきやすい | 一枚板の雰囲気を手頃に楽しみたい |
| ウォールナット・オークなど広葉樹の一枚板 | 硬く傷に強く高級感がある。価格は高め | 予算をかけて長く使いたい |
| 集成材 | 反りや割れが起きにくく、サイズも選びやすい | 扱いやすさを重視したい |
| メーカー純正の天板 | 脚に合わせたサイズでネジ穴の位置決めが簡単 | 手軽に組み立てたい |
天板の下処理|ウッドパテで穴埋めと補強

まずはウッドパテで、穴や節の部分を埋めていきます。使ったのはこちらの木工用パテです。

耳の端に、うっかり切りかけたような跡があったのでパテで埋めました。

節の部分も、経年でボロボロになりそうだったのでパテで埋めています。

ささくれていて後々割れそうな耳の角も、パテで補強しました。
天板のヤスリがけ|電動サンダーで手触りが激変

次に、電動サンダーでヤスリがけをしていきます。紙やすりは#250と#400を使いました。
このヤスリがけが、仕上がりのすべすべ感に大きく影響します。
天板の購入時にオプションで#250のヤスリがけをしてもらっていましたが、自分で#400まで丁寧にかけた後の手触りは、最初とは天と地ほどの差がありました。
デスクの天板は使うたびに手が触れる部分なので、特に表面は丁寧にヤスリがけするのがおすすめです。

サンダーをかけた後は、いらないタオルで表面の木くずを取り除きます。

パテで埋めた部分も、ヤスリがけすると目立たなくなりました。
天板の塗装|ワトコオイルで木目を引き立てる

次は塗装です。
DIYでは定番のワトコオイルを使いました。色は木目が一番活かせそうなナチュラルです。

ハケで塗ってみました。
伸びがよくムラになりにくいので、とても塗りやすかったです。
透明に近い仕上がりをイメージしていましたが、実際は少し黄色みが出て、全体的に色が濃くなった印象です。

2時間ほどして少し乾いたら、余分なオイルを拭き取り、サンダポリッシャで表面を磨きます。
軽く磨いただけでも手触りがよくなりました。
磨いた後は丸1日置いて完全に乾燥させ、仕上げにウエスで拭き上げます。

これで天板は完成です。
表面はかなりすべすべになり、耳の部分もいい味を出しています。一枚板を買ったかいがありました。

木目もきれいに出ています。

虫食い穴があった箇所は、お店側で処理されていたのか、オイルが染み込んでいる感じはありませんでした。
穴が小さいので、ほとんど目立ちません。
デスクの脚はIKEAで購入|天板は載せるだけで固定

次はデスクの脚です。今回はIKEAの「TILLSLAG(ティルスラグ)」という脚にしました。
IKEAでは「LERBERG」という脚がよく使われていましたが、2021年4月時点で生産終了になっており、TILLSLAGが後継のようでした。
形は似ていますが角材から丸パイプになり、色も黒がなくなって青と白の2色に。自分は青を選びました。
(取り扱い状況は変わっている可能性があるので、IKEAの公式サイトで確認してください)

説明書どおりに、簡単に組み立てられました。
脚の下部に網の棚が付いているのが特徴で、ちょっとした物を置けて便利です。

今回は天板と脚をネジで固定せず、載せるだけにしました。
脚の上面が丸パイプでそのままだと滑るので、滑り止めシートを使っています。

カットして脚の上に敷きました。これ1枚で全然滑らなくなりました。

賃貸なので、脚の裏には傷防止のフェルトパッドを付けます。

2cm用のサイズでぴったりでした。

天板を脚に載せて完成です。
一枚板の天板はかなりの存在感があります。脚が青なので、少しポップな雰囲気になりました。
配線整理にIKEAのワゴンも導入

配線をまとめる用に、脚と一緒にIKEAのワゴンも購入しました。天板の下にちょうど収まる高さです。

PCなどの電源用に、10個口の雷ガード付き電源タップも購入しました。

IKEAのワゴンの中にちょうど収まります。
その後:電動昇降デスクに改造
このデスクは、のちにFLEXISPOTさんから電動昇降デスク用の脚フレーム「EF1」をご提供いただき、天板はそのままに電動昇降デスクに改造しました。
脚を替えるだけで高さを自由に変えられるようになり、デスク下のスペースも広くなっています。
一枚板の天板は重く、取り付けのときは下穴を開けてからネジ留めするなど少しコツがいります。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
まとめ:一枚板のデスク天板は自作でも存在感と質感が抜群

杉の一枚板でPCデスクを自作した内容をまとめます。
- 天板は「穴埋め→ヤスリがけ→オイル塗装」のシンプルな工程で、一枚板らしい質感に仕上がる
- 特にヤスリがけは手触りを大きく左右するので、電動サンダーで丁寧に
- 脚は後から替えられるので、IKEAの脚から始めて電動昇降デスクにアップグレードもできる
一枚板で作ると木の質感を常に感じられて、大満足のデスクになりました。
市販のデスクでは物足りない方、木の質感が好きな方、まずは手軽な工程でデスクDIYに挑戦してみたい方におすすめです。
完成後のデスク周りはこちらの記事で紹介しています。













