カメラ用防湿庫の選び方【初心者向け】

先日父親から昔の機械式フィルムカメラ ニコンF2をもらったので、デジタル一眼も合わせて収納できる防湿庫の購入を検討していました。
そこで、防湿庫の選び方について簡単に調べたので、同じような初心者で、これから防湿庫を初めて買いたいと思っている方は参考にしていただけると幸いです。

スポンサーリンク

結論

先にざっくり結論を書くと、次のようになります。

  • ステップ1:サイズ(容量)を決める
  • ステップ2:メーカーを決める
         機能重視:東洋リビング or トーリ・ハン
         価格重視:それ以外のメーカー

どの製品にも言えることですが、性能と価格どちらをどれだけ優先するかはなかなか難しいですね。
次から防湿庫の選び方について詳しく説明します。

防湿庫の選び方:「サイズ(容量)」と「メーカー」で選ぶ

基本的な選び方は「サイズ(容量)」と「メーカー」の2つを決めたら終わりです。
決めることは少ないですが、自分に最適な容量や、ほしい機能、価格などを考えていると結構迷います。
次からは「サイズ(容量)」と「メーカー」の選び方についてそれぞれ解説します。

防湿庫の選び方ステップ1:サイズ(容量)

防湿庫のサイズは自分の持っているカメラや機器にあったサイズを購入しますが、基本的に手持ちの機材量より一回り大きなサイズをおすすめします。
理由は次の通りです。

一回り大きなサイズにする理由

  • 後々機材が増えることが多い
  • 後で買い足すより最初から大きいサイズを買ったほうが圧倒的に安くすむ

注目すべき点は、後から買い足すよりも大きいサイズを買ったほうが安いことです。
サイズが大きくなると価格UPしますが、容量が2倍になったからといって価格が2倍になることはありません。
例として、トーリ・ハンの防湿庫で56Lが約3万円半ば、107Lで4万円半ばとなります。
場所的にも2台置くより大きいサイズを買ったほうが場所に困まりません。

具体的には70〜80Lあたりを超えると1Lあたりの価格が安くなるので、置き場所と価格が大丈夫であれば70L以上が良いでしょう。

防湿庫の選び方ステップ2:メーカー

主な防湿庫を販売しているメーカーは次の用になっています。

  • 東洋リビング
  • トーリ・ハン
  • ハクバ
  • IDEX
  • アイポー
  • Re:CLEAN

メーカーの選び方はざっくり次のようになっています。
メリットは、デメリットはで示しています。

このように、次の3つの項目を考えてメーカーを選んでください。

  • 除湿方式:乾燥剤方式 or ペルチェ式
  • 光触媒:あり or なし
  • 棚:引き出し棚 or 固定棚

除湿方式

除湿方式には乾燥剤方式とペルチェ方式があり、特徴は次の用になっています。

ここは機能を取るか価格を取るかになります。
頻繁に中身を出し入れする人は少ないと思うので、乾燥時間はあまり気にしなくてもいいです。
10年以上長く使いたく、価格は高くなってもいい場合は乾燥剤方式になります。
一方、10年以下で買い替えて安いほうがいい場合はペルチェ方式になります。
乾燥剤方式は仕組み上、半永久的に使用できますが、ペルチェ方式は設計上、耐久が約10年とされています。
しかし、実際のペルチェ方式の耐久性は正確にはわかっておらず、10年以上かもしれませんし、以下かもしれません。
ただし、どのメーカーも約5年保証のところが多いので、すぐに使えなくなることはないでしょう。

光触媒

防湿庫には光触媒が使用されているものと、使用されていないものがあります。
光触媒の特徴は次のようになっています。

光触媒はカメラの天敵であるカビの発生とホコリの付着を防ぎますが、その分価格が高くなります。
ただし、光触媒の効果がどれくらいあるかは未知数な部分も多く、気晴らし程度と思っていたほうが良いかもしれません。
不安な場合は別途、防カビ剤を購入して使用したほうがいいでしょう。
防カビ剤の効果は約1年のものが多いので、1年ごとに買い替えとなります。

棚には引き出し棚と固定棚があります。
それぞれの特徴は次のようになっています。

引き出し棚は下のようなイメージです。

Quotation: Amazon

固定棚は普通の固定された棚をイメージしてください。
性能や価格にはあまり影響されないので、好きな方を選んで大丈夫です。

その他チェックしておく点

その他に機能面でチェックしておく点は次の2つです。

  • 防湿庫の外と内にコンセントはあるか
  • 防湿庫内にLED照明があるか

コンセントはカメラの充電などで使用します。
防湿庫内のコンセントは扉を開ける必要があるので、外側にコンセントがある方が使用しやすくおすすめです。

LED照明は大きい防湿庫であればついていることが多いです。
使用上なくても問題ありませんが、見せるインテリアとして防湿庫を考えている場合は、LED照明があると雰囲気が出ます。

まとめ:自分はトーリ・ハンの76L

自分はトーリ・ハンの76Lの防湿庫に決定しました。
容量はレンズ付き一眼レフ3つ、レンズ3つ、GoProなどその他機器を入れたかったので、少し余裕をもって70Lくらいを想定。
長く使いたかったので除湿方式は乾燥剤方式、念の為光触媒あり、と考えて東洋リビングかトーリ・ハンと考えていました。
東洋リビングとトーリ・ハンはあまり価格差がないですが、70Lくらいの容量ではトーリ・ハンの方が安かったので、トーリ・ハンの76Lのものの購入を決定。
トーリ・ハンは黄色いラインと青い棚とカラーリングが特徴的でかっこいいですね。
届くのが楽しみです。
入手したらそちらのレビューも書きたいと思います。

関連記事

スポンサーリンク
Asari

Asari

30代サラリーマン(エンジニア)。妻、0歳児、2歳児の4人暮らし。車や革製品、アウトドア製品、ガジェットが好きです。【こだわりのかっこいいもの】&【街や家でも活躍するアウトドア製品】の情報を発信中。

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です