座面がコーデュロイ張りで、脚が天然木(アッシュ材)の折りたたみハイスツールを購入しました。半月型の座面と、脚先に向かって細くなるテーパード脚が特徴の、ヴィンテージ風のデザインです。
きっかけは、キッチンや洗面所で「ちょっとだけ座りたい」場面が意外と多いことでした。ダイニングチェアをわざわざ運ぶほどではないけれど、立ちっぱなしは疲れる。そんなときにサッと出せて、使わないときは邪魔にならない椅子を探していて、このスツールにたどり着きました。
結論から言うと、見た目のかっこよさと、日常のちょい座りの便利さを両立した一脚でした。今では妻が料理中やお化粧のときに使い、私も洗面所で座って歯磨きをするのが習慣になっています。
目次
コーデュロイの折りたたみハイスツールの良かった点・気になった点
まずは全体の印象をまとめます。
良かった点
- コーデュロイと木の組み合わせがかっこよく、出しっぱなしでも絵になる
- コーデュロイの座面は座り心地がよく、ひんやりしない
- 表面に凹凸があるので、座ってもお尻がすべりにくい
- 折りたたむと奥行き約22cmになり、すき間に立てかけておける
- 座面高約60.5cmで、キッチンや洗面台の前で使うのにちょうどいい
気になった点
- 布張りなので、水や汚れをサッと拭き取れる合皮ほどの手軽さはない
- 開閉時は金具まわりに指を挟まないよう注意が必要
- 背もたれがないので、長時間じっくり座る用途には向かない
どれも「ちょい座り用のスツール」として割り切れば大きな問題ではありません。ひとつずつ詳しく書いていきます。
コーデュロイ×天然木のデザインがかっこいい
このスツールを選んだ一番の理由は、やはり見た目です。

座面は太めの畝(うね)が入ったコーデュロイで、脚と幕板は天然木のアッシュ材です。コーデュロイのやわらかい質感と、木目のはっきりしたアッシュ材の組み合わせが、どこか70年代の家具のようなヴィンテージ感を出しています。木部の角は丸く面取りされていて、脚は床に向かって細くなっていくデザイン。ずんぐりしたところがなく、高さのあるスツールなのに軽やかに見えるのも気に入っています。

座面は丸ではなく半月型です。まっすぐな辺が後ろ側にくるので、壁際やカウンターの下に寄せて置いたときに収まりがよく、見た目にも個性があります。コーデュロイは光の当たり方で色の濃淡が変わるので、無地の座面よりも表情があって、部屋に置いておくだけで雰囲気が出ます。
キッチンや洗面所に置く椅子は、どうしても「実用品」になりがちです。このスツールは出しっぱなしにしていてもインテリアとして成立するので、生活感を出したくない方にも合うと思います。
コーデュロイの座面は座り心地がよく、ひんやりしない・すべりにくい
見た目だけでなく、座ったときの感触もコーデュロイにしてよかったと感じている点です。
座面の中にはウレタンが入っていて、木の座面のようにお尻が痛くなることはありません。やわらかすぎず、ほどよいクッション性で、ちょっと腰かけるには十分な座り心地です。
もうひとつうれしいのが、座ったときにひんやりしないことです。合皮や木の座面は、とくに冬場は座った瞬間に冷たさを感じますが、起毛した生地のコーデュロイはその冷たさがありません。洗面所は家の中でも冷えやすい場所なので、この差は意外と大きいと感じています。
さらに、コーデュロイは表面に畝の凹凸があるのでお尻がすべりにくいです。ハイスツールは足が床につきにくいぶん、座面がツルツルしていると姿勢が安定しません。コーデュロイの座面は体が自然とその場にとどまってくれるので、高さがあっても落ち着いて座れます。
一方で、布張りなので水はねや汚れをサッと拭き取れる合皮ほどの手軽さはありません。キッチンや洗面所で使うなら、濡れた手のまま座面を触らない、汚れたら早めにたたくように拭き取る、といった気づかいは必要です。お手入れのしやすさを最優先するなら、同じモデルの合皮(ブラウン)タイプを選ぶのもひとつの手だと思います。
折りたたみ式でコンパクト。使わないときはすき間に収納できる
ハイスツールは脚が長いぶん、出しっぱなしにすると意外と場所をとります。このスツールは折りたたみ式なので、その心配がありません。

座面の下、前脚と後ろ脚の間に金属製のストッパーが付いていて、脚を開くとここでしっかり固定されます。

黒い金具は木部の色と並んでも悪目立ちせず、むしろデザインのアクセントになっています。耐荷重は座面で約80kgとされています。ただし、販売ページにもあるとおり、開閉時は金具まわりに指を挟まないよう注意が必要です。小さなお子さんがいるご家庭では、子どもが触らない場所で開閉したほうが安心です。

たたむと奥行きは約22cmまで薄くなります。重さも約2.5kgと軽いので、片手で持ってキッチンから洗面所へ移動するのも苦になりません。我が家では、使わないときは壁際に立てかけておき、使うときだけサッと開いています。

たたんだ状態でも、コーデュロイの座面と木の脚が見えるので、立てかけておく姿まで様になるのがこのスツールのいいところです。完成品で届くので、組み立ての手間がないのもうれしいポイントです。
高さ約60.5cmがちょうどいい。キッチンや洗面所でのちょい座りに便利
座面の高さは約60.5cmです。一般的なダイニングチェア(座面高40cm台)よりはぐっと高く、バーカウンター用の背の高いスツール(座面高70cm前後)よりは低い、いわゆるキッチンカウンター向けの高さです。
実際に使ってみると、この高さがキッチンや洗面台の前で作業するのにちょうどいいと感じています。低い椅子だと作業台や鏡が遠くなってしまいますが、このスツールなら座ったまま手元に届き、立ち上がるのもラクです。
我が家での主な使い方はこんな感じです。
- 料理中の休憩に:料理の合間に、キッチンで腰かける(妻)
- 洗面所でのお化粧に:鏡の前に座って、落ち着いてメイクをする(妻)
- 歯磨きタイムに:洗面所で座りながら、ゆっくり歯を磨く(私)
お化粧や歯磨きは、立ったままでも座ってでもできる作業です。だからこそ、わざわざ椅子を持ってくるほどではなく、つい立ったまま済ませてしまいがち。軽くて出し入れしやすいこのスツールがあると、「立ったままでもできるけど、座れるとちょっとラク」という場面で自然と座るようになりました。
なお、背もたれはないので、長時間の作業やくつろぐための椅子としては向きません。あくまで数分〜十数分のちょい座り用と考えると、満足度は高いと思います。
コーデュロイと合皮、ほかのスツールとの比較
このスツールには、座面がコーデュロイ(カーキ)のタイプと合皮(ブラウン)のタイプがあります。一般的なスチール脚の折りたたみスツールとあわせて、違いを表にまとめました。
| 項目 | コーデュロイタイプ(今回購入) | 合皮タイプ | 一般的なスチール脚の折りたたみスツール |
|---|---|---|---|
| 座面の素材 | コーデュロイ(ポリエステル100%) | 合成皮革 | 合皮・布・樹脂など |
| 座ったときの冷たさ | ひんやりしない | 冬場は冷たく感じやすい | 素材による |
| すべりにくさ | 畝の凹凸ですべりにくい | コーデュロイよりはすべりやすい | 素材による |
| お手入れ | 汚れは早めにたたいて拭き取る | 撥水性があり、拭き取りやすい | 拭き取りやすいものが多い |
| 脚の素材 | 天然木(アッシュ材) | 天然木(アッシュ材) | スチール |
| 雰囲気 | やわらかいヴィンテージ感 | 落ち着いたクラシック感 | 実用的・カフェ風 |
| 向いている人 | 座り心地と見た目を重視する人 | 水まわりで気軽に使いたい人 | 価格を抑えたい人 |
キッチンや洗面所で使うことを考えると、お手入れのしやすさでは合皮タイプに分があります。それでも私がコーデュロイを選んでよかったと思うのは、ひんやりしない・すべりにくいという座り心地の良さと、木の脚とのデザインの相性が気に入っているからです。毎日何度も座るものなので、座った瞬間の感触の差は意外と大きいと感じています。
スチール脚の折りたたみスツールは手頃な価格のものが多い一方、どうしても「仮置きの椅子」という印象になりがちです。出しっぱなしにしてもインテリアになじむかどうかを重視するなら、天然木脚のこのスツールを選ぶ価値は十分あると思います。
まとめ:コーデュロイ×天然木の折りたたみハイスツール
コーデュロイ張りの折りたたみハイスツールは、
- コーデュロイと天然木アッシュ材を組み合わせた、出しっぱなしでも絵になるデザイン
- ひんやりしない・すべりにくい、コーデュロイならではの座り心地
- たためば奥行き約22cm、約2.5kgの軽さで、キッチンにも洗面所にもサッと持っていける
という、見た目と使い勝手のバランスがいいスツールでした。布張りなので水まわりでは少し気をつかいますが、それを差し引いても、毎日の「ちょっと座りたい」を快適にしてくれる一脚です。
とくに、キッチンや洗面所で座れる椅子を探している方、使わないときはしまっておけるハイスツールがほしい方、そして実用品でもデザインにこだわりたい方におすすめです。



