寒い時期に一番ヘビロテしているアークテリクスのセトンジャケットですが、Atom LTというジャケットをベースに作られたモデルになります。
Atom LTはアウトドアからタウンユースまで幅広く活躍できで、アークテリクス本社社員全員が持っていると言われているジャケットになります。
一方、セトンジャケットはよりタウンユースを意識したモデルで、アウトドアブランドとしては珍しいボンバージャケットスタイルになっています。
今回はそのセトンジャケットとAtom LTを比較し違いを見てみたいと思います。
目次
シルエットが違う
セトンジャケットはボンバージャケットになります。
アウトドアウェアではボンバージャケットはかなり珍しく、タウンユース向けに作られたことがよくわかります。
左のセトンジャケットは浅い襟ですが、Atom LTはアウトドアジャケットらしく、襟が高くフードもついています。(Atom LTはフードなしモデルもあります。)
後ろはこんな感じです。
左のセトンジャケットは裾が絞ってあり、丈も短いことがわかります。
また、色味も若干異なり、Atom LTの方が黒が濃い印象です。
裾が絞ってあるだけで、街着感が出ますね。
Atom LTの背中のパーツはアウトドアウェアらしく、肩甲骨あたりで別れた構造になっています。
一方、セトンジャケットは街着を意識して、背中でのパーツ分かれ目はありません。
その代わり、セトンジャケットは肩周りが別パーツになっています。
脇部分は両方ともにフリース素材を使用し、浸透性を高めています。
このおかげで、蒸れやすい箇所ですが快適に過ごすことができます。
ただ、思想は同じですが、Atom LTの方がフリース部分の面積が広いことがわかります。
目的が同じでも、細かくデザイン分けがされていますね。
また、素材自体もセトンジャケットは若干ウールが混ぜられており、疎水性を落として保温性を高めているそうです。
細かな調整があるみたいですね。
表面の素材も、わかりにくいですが、若干違って見えます。
色味が少し違うのはありますが、Atom LTの素材は格子状の模様が薄く見えるかと思います。
ジップ部分も違います。これは各年度のモデル更新で変更されている箇所ではありますが、右のAtom LTの方がコードを使用した、アウトドアらしいデザインになっていますね。
袖口のデザインも同様に、両方とも絞ってあり、一部伸縮性の高い素材が使われていることは同じですが、構造は少し違っています。
左右のポケットはほぼ同じ位置にありました。
Atom LTのアークテリクスのロゴは胸元にプリントされているデザインですが、セトンジャケットは肩に刺繍されています。(各年のモデルによって刺繍だったりプリントだったり変わるようです。)
主張しすぎなく、さりげない感じがよりタウンユースを意識していることがわかります。
両方とも化繊インサレーションを使用
両方とも化繊インサレーションを使用しており、保温性だけでなく、透湿性も高く、快適に過ごすことができます。
Atom LTにはコアロフトという素材の化繊インサレーションが使用されており、セトンジャケットはコアロフト コンティニュアスという素材になっているようです。
同じような素材ですが、セトンジャケットの方がより隙間が多く、熱がこもりにくい設計になっています。
まとめ:ベースになっているが全くの別物
以上、簡単ですが、アークテリクスのセトンジャケットとAtom LTの比較を行ってみました。
セトンジャケットはAtom LTをベースにされており、ぱっとみ似ているように見えますが、細かく比較していくと全く別物ということがわかりました。
細かな調整がされており、セトンジャケットはデザインだけでなく、機能面でもタウンユースにより特化したジャケットになっているということがわかりました。
セトンジャケットやAtom LTの購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
個別でAtom LTやセトンジャケットのレビューもしていますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。