グレゴリーとビームス ボーイの別注リュック「NICE DAY NEW(ナイスデイ ニュー)」を購入しました。ビームスの百名品として展開されている、容量22Lのバックパックです。
もともとグレゴリーは気になっていたブランドでしたが、定番のデイパックは26Lで少し大きく、ファインデイは16Lで少し物足りない。そのちょうど間を埋めるサイズがあると知って、実物を見に行ったのがきっかけです。
結論から言うと、黒地に青ロゴというワンポイントの効かせ方が想像以上に良く、22Lというサイズも使いまわしやすい一台でした。休日に子どもとお出かけするときのメインバッグとして、すっかり定位置になっています。気になった点も含めて、実際に使って感じたことを紹介していきます。
目次
グレゴリー×ビームス ボーイ別注 ナイスデイNEWの良かった点・気になった点
まずは全体の印象をまとめます。
良かった点
- 黒地に青ロゴという配色が、主張しすぎずちょうどいい
- 22Lは子どもとのお出かけにも普段使いにも回せる、便利なサイズ
- 肩ベルトに厚みがあり、荷物を入れても背負い心地がいい
- メインルームが大きく開くので、荷物の出し入れがしやすい
- 内装にグレゴリーとビームス ボーイのロゴが入った別注仕様
- 510gと軽く、背面にはタブレットやPCが入るスリーブ付き
気になった点
- 内側の小ポケットが小さめで、少し出し入れしにくい
- サイドにボトル用のポケットがないので、水筒はメインルームに入れることになる
- ビームス ボーイでの展開なので、メインはレディース向けという位置づけ
黒地に青ロゴ。ちょうどいい主張感が気に入っています
このリュックを選んだ一番の理由が、この青ロゴです。

本体は真っ黒で、装飾らしい装飾はほとんどありません。斜めに走ったフロントのファスナーと、胸元のストラップくらいです。そこに白いパッチの青いロゴだけが乗っているという構成になっています。
実物をよく見ると、山のマークは上が青、下にいくほど紫に近づくグラデーションになっていて、文字の「GREGORY」は紫寄りの色。写真だと単純な青に見えますが、光の当たり方で表情が少し変わります。
ベーシックな黒に対して、この一箇所だけが色を持っている。全身黒だと重たくなりがちなところに、ちょうどいい抜けが生まれる感覚です。かといって派手なわけでもないので、仕事帰りでも子どもとの公園でも浮きません。この「ちょうどいい主張感」が、使ってみて一番の満足ポイントでした。

ちなみに内装は、グレゴリーの山ロゴとビームス ボーイのロゴが黒地に黒で総柄プリントされた別注仕様です。開けたときにだけ気づく程度の控えめな主張で、こういうところも好みでした。
グレゴリーのロゴは、年代ごとに色が変わってきた
グレゴリーが好きな方はご存じかと思いますが、このブランドはタグ(ロゴ)の色を見れば、だいたいの年代がわかるという珍しい特徴を持っています。古着市場では「◯◯タグ」という呼び方が定着しているほどです。
ざっくり並べると、こんな変遷をたどってきました。
| 呼び名 | おおよその年代 | 特徴 |
|---|---|---|
| ファーストタグ | 1977年〜80年頃 | ブラウンの正方形。GMPの頭文字をあしらったロゴ |
| 茶タグ | 1983年〜90年頃 | グレゴリー人気に火をつけた、最も有名な旧タグ |
| 紫タグ | 1990年〜93年頃 | 茶タグから色だけ紫へ。採用期間が短くコレクターに人気 |
| 青文字タグ | 1993年〜96年頃 | 角ばった山から流線型の山へロゴを一新。こちらも数年のみ |
| シルバータグ | 1997年〜2015年頃 | 最も長く使われたタグ。途中で細かな変更あり |
| 現行タグ | 2016年〜 | 再び直線的なデザインへ。一筆書きのような山のロゴ |
とくに紫タグと青文字タグは、それぞれ3〜4年ほどしか使われなかったため、古着市場では希少な部類に入ります。人気が高いことから、どちらも2017年に復刻されています。
そう考えると、今回のパッチは面白い立ち位置にあります。形は現行の直線的な山ロゴなのですが、色は青から紫へのグラデーション。紫はビームス ボーイの別注に使われるカラーとしておなじみですし、青はかつての青文字タグを思わせます。
もちろんこれは私の勝手な見立てで、公式にそう説明されているわけではありません。ただ、ブランドの歴史の色と、別注元の色が一枚のパッチに同居していると思って眺めると、この小さなワンポイントがより気に入ってきます。
22Lというサイズが、使いまわしやすい
このナイスデイNEWは、グレゴリーの定番デイパック(26L)とファインデイ(16L)の中間を埋めるサイズとして作られたモデルです。実測に近い公称値は、幅38cm × 高さ41cm × マチ16cm、重さ510g。A4サイズの書類や本が余裕をもって入ります。

横から見ると、マチはしっかり16cm確保されています。とはいえ、外側にサイドポケットなどが張り出していないので、数字ほど大きく見えないのがいいところです。
私の場合、主な用途は休日に子どもと出かけるときです。子どもの水筒、ちょっとした着替え、タオル、タブレット。このあたりを全部入れても、まだ余裕があります。逆に荷物が少ない日でも、生地が柔らかいのでペタッとつぶれてくれて、ぺったんこのまま背負えます。
以前レビューしたアークテリクスのマンティス26が26Lなのですが、あちらは「しっかり荷物を運ぶ」印象。それに対してこちらは、荷物の量が日によって変わる使い方にちょうど合う感覚があります。
なお、ビームス ボーイでの展開なので、位置づけとしてはレディースがメインです。ただ実際に背負ってみると、22Lという容量もあって男性が持っても違和感はありません。ユニセックスで使えるサイズだと思います。
肩ベルトが厚くて背負い心地がいい。ロールスロイスと呼ばれるだけはある
グレゴリーは「バックパック界のロールスロイス」と呼ばれることがあります。1977年にウェイン・グレゴリー氏がアメリカ・サンディエゴで創業して以来、背負い心地とフィット感にこだわり続けてきたことが、この呼び名につながっているようです。

背面を見ると、肩ベルトにしっかりと厚みがあるのがわかると思います。ペラペラのテープではなく、クッションが入った幅のあるベルトです。
これが効くのは、荷物を入れたときです。子どもの荷物一式を詰めると、それなりの重さになります。それでも肩に食い込む感じがなく、面で支えてくれるので、長時間背負っていても疲れにくい。値段以上の作りだと感じた部分です。
チェストストラップも付いていて、高さを調整できます。子どもを抱っこしたり自転車に乗ったりと、動きが多い場面では留めておくと安定します。

上部のハンドルも、細いループではなく幅のあるテープ。ロッカーに掛けたり、車の中で手に持って移動したりするときに扱いやすいです。背面パネルはメッシュではなくフラットな生地なので、夏場は汗をかきますが、その分すっきりした見た目になっています。
収納は素直な構成。ただし小ポケットは小さめ

メインルームは、このように手前側へ大きく開きます。口が狭いリュックだと底の物を取るのに苦労しますが、これだけ開いてくれると中身の把握が簡単です。子どもに「タオル取って」と言われたときも、探さずに済みます。

背面側にはスリーブがあり、公称で幅22.5cm × 高さ26.5cm。タブレットや小型のノートPCを立てて収められます。ゴムで押さえられているので、中で泳ぐこともありません。この写真だと、内装のロゴプリントもわかりやすいと思います。

そして、気になったのがこの小ポケット部分です。手前側のパネル内側にメッシュポケットとジップポケットが並んでいるのですが、一つひとつのサイズが小さめで、開口部も狭い。
小物を分けて入れておく分にはいいのですが、頻繁に出し入れするものを入れると、少しもたつきます。しかもこのポケットにアクセスするにはメインルームを開ける必要があるので、なおさらです。私は割り切って、よく使うものはメインルームにそのまま放り込むようにしました。
ここにはビームスの「BEAMS OUTDOOR EQUIPMENT」のタグと、CORDURA®のタグが付いていました。コーデュラはナイロンの中でも摩耗や引き裂きに強いことで知られる生地です。毎日使うリュックとしては心強い部分です。
なお、外側にはフロントの斜めファスナーのポケットが一つ。サイドにボトルポケットはないので、水筒はメインルームに入れる前提になります。私は子どもの水筒を横に寝かせて入れていますが、容量に余裕があるので困ってはいません。
デイパック・ファインデイとの違いを比較
グレゴリーの定番2モデルと並べると、このナイスデイNEWの立ち位置がはっきりします。
| 項目 | ナイスデイNEW(別注) | デイパック | ファインデイ V2 |
|---|---|---|---|
| 容量 | 22L | 26L | 16L |
| 参考価格(税込) | 17,600円 | 29,700円 | 22,000円 |
| 重量 | 約510g | 約645g | 約395g |
| ロゴ | 青〜紫の別注カラー | 定番カラー | 定番カラー |
| 内装 | 別注のロゴ総柄プリント | 無地 | 無地 |
| 向いている使い方 | 日によって荷物の量が変わる普段使い | 荷物が多い日・旅行のサブ | 身軽に出かけたいとき |
数字で見ると、容量は真ん中なのに、価格は一番安いという結果になりました。定番のデイパックとは1万円以上の差があります。もちろん素材や作りに違いはありますが、別注モデルがここまで手が届きやすい価格なのは意外でした。
選び方としては、こう考えると分かりやすいと思います。
- 荷物が多く、旅行にも使いたい → デイパック(26L)
- 財布とスマホ程度で身軽に動きたい → ファインデイ V2(16L)
- 日によって荷物の量が変わる、一つで済ませたい → ナイスデイNEW(22L)
私が「使いまわしやすい」と感じているのは、まさに3つ目の理由です。子どもとのお出かけ、買い物、ちょっとした遠出。どれも荷物の量は違うのに、このリュック一つで回せています。
まとめ:グレゴリー×ビームス ボーイ別注 ナイスデイNEW
グレゴリーとビームス ボーイの別注「ナイスデイNEW」は、
- ベーシックな黒に青ロゴがワンポイントで乗った、ちょうどいい主張感のデザイン
- デイパックとファインデイの中間、22Lという使いまわしやすいサイズ
- 厚みのある肩ベルトによる、「ロールスロイス」の呼び名に納得できる背負い心地
という、普段使いのリュックに求めるものがひと通り揃った一台でした。内側の小ポケットの使い勝手だけは割り切りが必要ですが、それを差し引いても満足度は高いです。
とくに、黒一色のリュックだと物足りないけれど派手なのも避けたい方、子どもとのお出かけと普段使いを一つで兼ねたい方、そしてグレゴリーの背負い心地を手に取りやすい価格で試したい方におすすめです。別注品は数がまとまって作られるものではないので、気になっているなら早めの検討をおすすめします。




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