ビクトリノックスから2025年に登場したナイフレスのマルチツール「コンパニオンS ALOX」を購入しました。カラーはシルバーです。
結論から言うと、このツールの最大の魅力は「ナイフがない」こと。刃物を持ち歩くことへの心理的なハードルがなくなり、キーリングにつけて本当の意味で「毎日携帯できる」マルチツールになっています。
この記事では、実際にキーリング運用している私の使用感とあわせて、コンパニオンS ALOXの機能や注意点を紹介します。
目次
コンパニオンS ALOXとは|2025年新作のナイフレスコレクション

コンパニオンS ALOXは、ビクトリノックスが2025年7月に発表した「コンパニオン コレクション」のひとつです。このコレクションは、世界的にナイフ規制が厳しくなる流れを受けて開発された「刃のないマルチツール」シリーズで、アルミハンドル(ALOX)のナイフレスツール3種(コンパニオンS/コンパニオンX/コンパニオン スリム)が展開されています。
その中でコンパニオンSは最小の58mmサイズ。位置づけとしては、以前から販売されているナイフレスツール「ジェットセッター」のALOXハンドル版といったところですが、ジェットセッターより薄く軽くなっています(そのかわり爪楊枝とピンセットは非搭載です)。
スペックと機能
| 製品名 | コンパニオンS ALOX(Companion S Alox) |
| 型番 | 0.6261.26(シルバー) |
| サイズ | 約58×18×6mm |
| 重量 | 約17g |
| ハンドル素材 | アルミニウム(ALOX) |
| カラー展開 | シルバー/レッド/ゴールド |
| 保証 | ビクトリノックス ライフタイム・ワランティ対象 |
搭載機能は以下の5つです。
- はさみ
- プラスドライバー 0/1(磁石付き)
- せん抜き
- ワイヤーストリッパー
- キーリング
重量はわずか17g。厚さ6mmという薄さもあって、キーリングにつけても存在をほとんど意識しません。ALOXハンドル特有のリブ加工の質感は所有欲を満たしてくれますし、シルバーはキーと並んでも悪目立ちしない色味です。

最大の特徴は「ナイフがない」こと

ビクトリノックスといえばナイフのイメージですが、コンパニオンS ALOXにはナイフがありません。これを物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、私にとってはむしろこれが購入の決め手でした。
日本ではたとえ小さなナイフでも、正当な理由なく携帯していると法律に触れるおそれがあります。クラシックSDのような小型モデルですら、日常的にキーホルダーとして持ち歩くのは正直ためらいがありました。
その点、コンパニオンS ALOXはナイフ非搭載。持ち運びの心理的なハードルが圧倒的に低いのです。「マルチツールは便利そうだけど、刃物を持ち歩くのはちょっと……」と感じていた人にこそ刺さるモデルだと思います。
実際の運用|Nite IzeのGシリーズカラビナでキーリングに装着
私はコンパニオンS ALOXをキーリングにつけて運用しています。使っているのはNite Ize(ナイトアイズ)のGシリーズ デュアルチャンバーカラビナ(シルバー)です。両端が独立したチャンバー構造になっていて、片側と反対側を別々に付け外しできるのが特徴です。
【編集メモ】ここにGカラビナ+コンパニオンS ALOX+キーの装着状態の写真
実はこのGカラビナ、私の家では3台の車のキーすべてにつけています。コンパニオンS ALOXをつけたキーリングをカラビナごと付け替えれば、その日に使う車のキーに、家や職場の鍵とツールをまとめてワンタッチで移動できるという運用です。複数台の車を使い分けている家庭には、この「Gカラビナをハブにする」やり方はかなりおすすめです。
17g・厚さ6mmのコンパニオンS ALOXは、この運用にまったくストレスを加えません。キーの束が重くなったとか、ポケットでかさばるといった感覚は皆無です。
一番使うのはハサミ|子供とのお出かけで真価を発揮
5つの機能のうち、私が圧倒的によく使うのはハサミです。
買った服や小物のタグを切る、パッケージを開ける──日常の「ちょっと切りたい」場面は思っている以上に多いもの。ビクトリノックスのハサミは小さくても切れ味が良く、タグの硬いプラスチックの留め具もストレスなく切れます。
特に実感するのが、子供と出かけているときです。買ってすぐ使いたがるおもちゃのタグ、開けにくいお菓子のパッケージなど、「今ここにハサミがあれば」という場面が本当によくあります。キーリングに常備しているおかげで、その場ですぐ対応できるのはささやかですが確かな快適さです。
【編集メモ】ここにハサミでタグを切っているシーンの写真
プラスドライバーは磁石付きで、メガネのネジ締めや電池交換のような細かい作業に対応できます。頻度こそ高くないものの、「あると助かる」場面で効いてくるツールです。
注意点|飛行機に乗るときは家に置いていく
ナイフレスとはいえ、注意点もあります。それは飛行機です。
コンパニオンS ALOXにナイフはありませんが、ハサミは搭載されています。機内持ち込みできるかどうかは最終的に保安検査場での判断になるため、没収されるリスクを考えると持っていかないのが確実です。私は飛行機を利用するときは家に置いていくことにしています。
キーリングに常備していると持ち物という意識が薄れてしまうので、空港に行く日はうっかり付けたままにしないよう注意が必要です。どうしても旅先で使いたい場合は、預け荷物に入れるのが安全です。
こんな人におすすめ
- マルチツールに興味はあるが、刃物の携帯に抵抗があった人
- キーリングにつけっぱなしにできる最小限のツールが欲しい人
- 子供とのお出かけで「ちょっとハサミが欲しい」場面が多い人
- ALOXハンドルの質感が好きな人
逆に、ナイフや缶切りを含むフル機能を求める人には、クラシックSDやミディアムサイズのモデルのほうが向いています。コンパニオンS ALOXはあくまで「日常の小さな困りごと」に特化したツールです。
まとめ|「毎日持てる」ことがマルチツールの価値を変える

マルチツールは、どれだけ多機能でも持ち歩いていなければ意味がありません。コンパニオンS ALOXはナイフを省くことで携帯のハードルを下げ、17gという軽さでキーリング常備を現実にしてくれました。
機能は5つだけ。しかしその中のハサミ1つが、日常で一番出番の多いツールでした。「使うかもしれない道具」ではなく「毎日そこにある道具」としてのマルチツール。ビクトリノックスの新しい提案は、私の生活にしっかりハマっています。




